BAE Systemsと米軍は、レーザー誘導キットAPKWSを年間最大2万5000基、最長7年にわたり購入することを想定した枠組みに合意した。調達には議会の承認と予算措置がなお必要で、両者は最終的な複数年契約を交渉している。
10月19日に発表された枠組みは、同盟国の需要にも対応するため、年間生産能力を3万5000基へ引き上げる道筋も示す。二つの数字は、米国による調達の上限構想と、より大きい製造能力という別々の内容を表している。
数字の対象は誘導部分
APKWSはAdvanced Precision Kill Weapon Systemの略称だ。誘導部分を組み込むことで、2.75インチの無誘導ロケットをレーザー誘導弾薬に変える。キットはロケットに取り付ける部品であり、防空システム一式ではない。
BAEによると、この技術は米軍の各軍種で配備され、無人機対処を含む複数の任務に使われる。用途の広さは長期調達への関心を説明する材料となるが、枠組みは将来の購入分を任務や利用者にどう配分するかまでは定めていない。
枠組みには予算付きの発注が必要
BAEは複数年契約を交渉しながら生産を増やすとしている。Defense Newsは、購入には議会の承認と資金が必要だと報じた。新たな取り決めの金額は、いずれの側からも発表されていない。
年3万5000基への能力拡大は、対外有償軍事援助(FMS)の手続きを通じた要請など、同盟国の需要と結び付いている。要請は購入の可能性に向けた一段階であって、引き渡し完了の証拠ではない。
同社はニューハンプシャー州ハドソンとテキサス州オースティンをAPKWSの生産拠点としている。発表には年ごとの完全な納入計画や、能力増強の達成時期は示されていない。
増産を確認するための節目
長い調達見通しは、メーカーによる部品、人員、投資の計画を支え得る。実際の生産量は契約条件、資金、履行に左右される。
次の具体的な節目は、議会の措置、最終契約、納入実績だ。それまでは年間上限を7倍しても、条件付きの構想を確定済みの購入義務として扱うことになる。