コングスベルグは韓国の現代ロテムと約7億ノルウェークローネの契約を締結し、ポーランドのK2装甲車両計画向けに遠隔操作式兵器ステーションを供給する。同ノルウェー企業の2026年10月22日の発表によると、対象は主力戦車、装甲回収車、戦闘工兵車向けのProtector RS4システムだ。
車両への搭載に向けた初回納入は、2027年春に始まる予定。初期予備部品、訓練、その他の支援サービスも含まれるが、コングスベルグは供給するステーションの数を明らかにしていない。
戦車だけではない発注
回収車と工兵車が含まれるため、単なる戦車用武装の購入ではない。これらの車両は装甲部隊に随伴し、契約によって、指定された三種類は共通系列の遠隔操作式兵器ステーションを得る。
背景には、より大きなポーランドの調達計画がある。ポーランド国防省の2025年8月1日の発表は、K2戦車180両の追加購入と支援車両81両の発注を説明していた。
支援車両は回収車31両、工兵車25両、架橋車25両で構成される。コングスベルグの新しい発表は最初の二種類を挙げているが、架橋車型は含んでいない。
この違いによって、新契約から読み取れる範囲は限られる。ポーランドのK2調達全体に含まれる全車両がRS4を装備することや、ステーション数と車両総数が一致することは示していない。
RS4が提供するもの
遠隔操作式兵器ステーションは、車両の副武装を離れた位置から操作できるようにする。コングスベルグのRS4技術説明は、複数口径の機関銃や40mm自動擲弾発射機への対応と、追加の武装オプションを挙げている。
センサー群は昼間用カメラ、熱画像装置、レーザー測距器を組み合わせる。安定化された照準機構により、武器の動きとは独立して、操作員が目標を視野に捉え続けられる。
これらは購入される装備の性格を説明するが、公表されたポーランド向け仕様より広い。契約発表には、選択された火器、弾薬、オプションの統合内容は記載されていない。
コングスベルグは、RS4を専用ソフトウェアと組み合わせた対ドローン機能も販売している。ただしポーランドの契約発表はそのパッケージを指定しておらず、この受注だけで新たな対ドローン能力の搭載が確定したとはいえない。
運用向け納入より先に統合作業
2027年春という節目は、車両に統合するための兵器ステーション納入を指す。ポーランドが公表した調達全体の日程は、それより先まで続く。
国防省の2025年の発表では、K2GF戦車116両を2026年と2027年に、続いてK2PL戦車64両を2028年から2030年に納入する計画だった。K2PLのうち61両はグリヴィツェのブマル・ワベンディで生産し、最初の3両は韓国で製造・試験する予定とした。
支援車両の納入は2029年から2031年を予定していた。これらは国防省が発表した計画上の日程であり、後続の製造分がすでに完成した証拠ではない。
ポーランドにとって、この契約は大きな車両計画に具体的な供給企業と初期統合日程を加える。予備部品と訓練の条項は搭載後の支援にも関わる。装備は、その後も複数の車種で整備され、運用される必要がある。